話せば楽になる東京の心理カウンセリングサービス

SANPOのいろいろ3

サイトに来ていただいてありがとうございます。

SANPOの甲斐です。

ここ最近の台風や大雨で、避難されている方や今後を心配されている方がいると思います。早く皆様が安心して暮らせるようになってほしいと願っています。

自然はときに厳しい一面をのぞかせますが、その反面、山一面の紅葉だったり、イチョウ並木や緑豊かな木に囲まれて森林浴など、自然のもつ美しさと澄んだ空気がとても癒してもくれます。または、海の青さと空の広さに開放的な気分になって、凝り固まった緊張をほぐし心をリフレッシュ出来たりもしますね。

自然は善悪とは関係なく、穏やかな時と激しく厳しい時がある。ただある。

人の気持ちもこれに似てるように思います。ちょっと機嫌が悪かっただけ。

けれども、たまたまその時にかかわって、「もしかしたら自分が何かをしたから怒らせてしまったのではないか」あるいは「自分は嫌われているのかもしれない」と思ってしまう。そんな風にとらえてしまう事はわりとよくあるかなと思います。

そこで、どうして怒っているのかすぐに聞けていれば、自分が何かしたわけではないとわかったかもしれないけれど、「もし本当に自分のせいだったらどうしよう」と思う気持ちがその事を聞けなくして、なんとなく近づけなくなったり、話せなくてギクシャクするという悪循環になってしまう。

一人で考えていると、どんどん悪い方へ悪い方へ考えてしまい、きっとそうに違いないと思い込んでその考えから抜け出せなくなる。そんな経験ないでしょうか。

私もかつては誰にも相談を出来なかったので、自分の中で紋々と考えて、そんな風に思われているなら一人でいる方がいいと、一人でいる事を選んでしまっていました。次に新しい友達が出来ても、またそこでギクシャクしてしまうと、また一人になる。ずっとそれを繰り返していました。

それはもしかすると、私が小学生の時、クラス全員からいじめられ、一方的に悪口を言われたこと以外は、誰とも話さない日々が1ヶ月以上続いた事があったからかもしれません。親にも言えず学校へ行き続けました。次第にクラスメイトの一部の子が話しかけてくるようになって、一人、また一人と近寄ってきて話すようになり、次々に「ごめんね」と謝ってきてくれました。

その時私は、「わかってくれたらいいよ」と言いましたが、心の中では「なんて調子がいいんだろう。誰も信用出来ない」と思いました。その経験も、繰り返し一人でいる事を選んでしまう原因の1つだったと思います。

その時に向き合っていたら、なぜそのようなことをするのか聞けていたら、違っていたかもしれません。もしくは、誰かに相談していれば、誰かが話を聞いてくれていたら、もしかしたら、ずっと一人でいる事を選ばずにいられたかもしれません。

でも私は、きっと誰にもわからないし、自分で解決するしかないと思ってしまい、誰にも相談しませんでした。そんな風に、きっとわかってもらえない、自分で解決するしかない、と思った経験のある方も多いのではないでしょうか。

相手はただ機嫌が悪かっただけ、の話のように、その事に気づけないでどんどん悪循環な考えになってしまっているときに、誰かに「こんな事があって、もしかしたら怒らせてしまったみたいなんだけどどうしたらいいかな」という話をしていれば、それは自分のせいではなかったかもしれない、という事に気づけたかもしれません。または、相手に勘違いをさせてしまったのかもしれない、ということがあったかもしれません。そして、それをカウンセラーに話せていたら、ちゃんと整理出来て気づけた事と思います。

カウンセリング。というと、まだまだ日本では、病気になったら受けるというイメージが強いように思います。心理学を学ぶ前まで私もそう思っていました。ですが実際は病気になったからというのではなく、辛い・苦しいと思う事など、どんな事も相談したいこと何でもいいのです。その相談に、カウンセラーがその話はどんな事なのか整理をします。話を整理していくと今まで思い込んでいたけれど、本当は違ったかもしれない。または、思いもよらなかったけれど、そういう事だったのかも。という事がだんだん見えてきます。すると、次に何をしたらいいかがわかる。次の行動がわかると、また次の事が見えてくる。そんな風にカウンセリングで整理をしてわかっていく事で、気持ちがとても楽になったり、ほっと出来るようになります。

出口が見えないと苦しいし、一人で抱え込んでいると見えずらい事もあります。いじめられて本当に苦しくて誰かに助けてほしい、どうしたらいいかわからず苦しい、という時も、カウンセリングをしてみてください。自分では出口が見えなかった事が、話を整理していくうちに出口が見えてくるかもしれません。苦しくて助けてほしい時、どうしたらいいかわかない時、話を整理して一緒にカウンセラーと考えていきましょう。

もし、それでもいきなり話しは出来ないという方は、箱庭をしてみるのも1つです。

箱庭はプレイセラピーとも言われていて、楽しみながら出来るセラピーなので、話さなければいけないという緊張はほとんどなく出来ます。そして難しい事もないので、気軽に出来るセラピーです。

どんな方法でも、明日のあなたが笑顔になれたらそれがいい。

私が思うカウンセリングの原点はここにあるかもしれません。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

次回はアニマルセラピーinイベントのお話